トヨタ シエナ (toyota sienna)アルファード越え最大のミニバン 日本での販売あるか?

トヨタ

トヨタシエナはトヨタ自動車が北米を中心に販売している大型ミニバンです。

3代目は、北米のみならず、韓国や台湾でも販売されています。

最近4代目のプロトタイプが発表されたところで日本に導入されるのか?と注目が集まっています。

どんなクルマ?~概要~

サイズ

4代目は、

全長×全幅×全高5,169mm×1,994mm×1,740mm

となります。

2021年モデル

全長は5mを大きく超えていますので、なかなかの大きさです。

アルファードよりも大柄ですが、コンセプトや全体の雰囲気を考えると、エスティマに近いミニバンです。

というのも、初代エスティマは、北米では、プレビアという車名で販売され、

シエナはプレビアの後継モデルとして登場したからです。

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プレビア(初代エスティマの北米モデル)

このプレビアの後継モデルとして販売されたのが、シエナです。

Toyota Sienna -- 07-09-2009.jpg
初代シエナ(プレビアの後継モデル)

エスティマに雰囲気が近いというよりも、大元を辿ればエスティマと親戚です。

パワートレーン

4代目で設定されるパワートレーンは、直4 2.5Lのハイブリッドです。

3代目ではV6 3.5L が設定されていたのですが、4代目からは、2.5Lのハイブリッドのみとなります。 

環境性能向上のため、ガソリン車の廃止がなされるようです。

気になるのはスペックですが、ヴェンザ(ハリアーの北米仕様)と同じパワートレーンかと思いきや、大きく性能アップしているようです。

RAV4やハリアーに搭載されるのは、

2.5L リチウムイオンバッテリ―を搭載したハイブリッドです。

エンジンは高効率のダイナミックフォースエンジンを搭載。

新型シエナハリアー、RAV4
システム最高出力248PS218PS/(AWD 222PS)
エンジン191PS178PS
モーター180PS(リアモーター54PS)120PS(AWDリアモーター54PS)

ハリアーのハイブリッドよりも性能が上がっていることがわかります。

なぜ、これだけモーターの性能が上がったのかというと、バッテリーの容量に関係があるようです。

4代目シエナに搭載されるバッテリーは大幅に容量が上がっているようです。

したがって、モーターで走行できる領域が広がったことから、大幅な性能アップを実現できたようです。

AWDはハリアーハイブリッド、RAV4ハイブリッドに搭載されているものと同じになります。

エクステリア

日本の新幹線をイメージしたというエクステリア。

アルファードよりもはるかに大きい全幅により、乗用車ライクなデザインになっています。

white 2021 Sienna Hybrid (front)

リアは、セダンにも通ずるような厚みがあり、サイズに余裕のあるシエナだからこそ実現できたデザインです。

分かりやすい高級感ではアルファードの方が上だと思うが、やはり、箱っぽさはぬぐえない。

インテリア

インパネ

インパネ周りは極めてオーソドックスですが、実用的で、上質感はあります。

インパネ周りを見ても乗用車的であることがわかります。

ミニバンらしい見晴らしの良さを重視したというよりは、どちらかというとSUVやセダンと同じ感覚で乗れるという点を重視したのですね。

夜間のライトアップも色気があってよいですね。

シート

見た目こそ普通のシートではありますが、シートサイズはかなり大きく、アルファードにも勝るとも劣らない快適性を確保しているのではないでしょうか。

頭上空間って意外と重要で、乗員に与える印象に大きく影響します。

天井が高い方が解放感が生まれ、良いことばかりに思いますが、逆に落ち着き感といった点では劣る可能性もある。

シエナは、全長、全幅こそ広大なものの、全高は、1,740㎜程です。ちょうどマツダCX-8と同じくらいの高さです。

全高が低いことで、包まれ感が生まれ、心理的は安心感や

性能面では、低速域~中速域での、揺すられ感の小ささ、高速道路などでは上下動の少なさにつながります。

そう考えるとこのくらいの全高が性能的には良いのかもしれないですね。

あと、アルファードでは、5mを切る全長に3列シートを広々配置するために、座面が高めになっていますが、シエナは見ての通り、座面が低く、角度もついています。乗員の姿勢もセダンやSUVに乗るときと同じような感覚で座れそうです。

全幅は約2mにも迫る勢いなので、横方向の広さは圧巻です。

ちなみに8人乗りの設定もあり、こちらは、真ん中のシートが着脱可能で、独立したものになります。

8人乗りでも真ん中のシートを取り外せば、ウォークスルー出来るのはうれしいポイントです。

アルファードの横幅です。

3列目は床下収納式となりますが、それでもこのサイズです。

また、床下収納式となるので、3列目を展開した状態での荷室容量が結構大きいのです。

3列目の下に荷物が入るのはもちろん、シートの位置も前の方にあるので、なかなか広いですよ。

参考までに、3代目の写真になりますが、

3列目の荷室はこんな感じ。8人乗りの真ん中のシートはラゲッジの左側に収納できるようになっております。

どうでしょう、この奥行き。ボディ後端から3列目シートバックまでの距離が確保されているので、後方からの衝突安全性が高いのもうれしいポイントですね。

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日本への導入はあるか?

日本での販売はない、と私は考えます。

アルファードというトヨタのドル箱が存在する以上、導入するメリットがないうえ、トヨタは車種削減を掲げていてしていて、ラインナップを減少させていく傾向にある中、日本で持て余すようなクルマを導入するとは思えないからです。

しかし、次期アルファードがどんなスペックで登場するかを予想するうえで、非常に参考になりますね。シエナと同様のGA-Kプラットフォームを用い、パワートレーンも共通化される可能性は十分にあります。