目次
2020年5月30日追記
2019年度版が発表されました。
2019年度 自動車安全性能評価ランキング ~アルファード、セレナ、レクサスは満点 その理由に迫る!~
衝突安全性能評価
国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)共同で行う安全性能評価のことです。
自動車安全性能には予防安全性能と衝突安全性能とがあります。
予防安全性能評価について詳しくは自動車安全性能評価~予防安全性能評価 新基準で安全な車は?をご覧ください。
評価の対象は、年間の新車販売台数上位の10数車種です。
順位 | 車種 | 衝突安全性能評価 | メーカー | 発売 |
1 | インプレッサ | 199.7 | スバル | 16年10月 |
2 | CX-8 | 193.9 | マツダ | 17年12月 |
3 | レガシィ | 188.8 | スバル | 14年10月 |
4 | CX-3 | 188.2 | マツダ | 15年2月 |
5 | CX-5 | 187.3 | マツダ | 17年2月 |
6 | CH-R | 185.8 | トヨタ | 16年12月 |
7 | デミオ | 185.7 | マツダ | 14年9月 |
8 | アクセラ | 185.1 | マツダ | 13年11月 |
9 | アウトランダー/ アウトランダーPHEV |
184.6 | 三菱 | 12年10月/ 13年1月 |
11 | ティアナ | 184.4 | 日産 | 14年2月 |
ランキングの12位以下は 自動車安全性能ランキング一覧 をご覧ください
こうしてみると、トップ11にマツダが5台、スバルが2台、トヨタ、日産、三菱がそれぞれ1台ずつがランクインしています。近年のマツダ、スバルの台頭が目覚ましいですね。
これらのクルマは衝突安全性能が高く評価されていますが、
予防安全性能も優れているクルマが多いので、その点も触れたいと思います。
1位スバル インプレッサ
![インプレッサ SPORT 危険回避性能](https://www.subaru.jp/impreza/impreza/content/safety/img/safety1_pict_2.jpg)
アイサイトが有名です
アイサイト
プリクラッシュブレーキ
いわゆる自動ブレーキといわれるものですね。車だけでなく、歩行者、自転車を認識して衝突の可能性が高い場合、ブレーキをかけてくれます。
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2018/10/safety2_img03-1.jpg)
後退時自動ブレーキシステム
後退時、車体後部に装着されたセンサーで障害物を検知。衝突の可能性がある場合は、注意喚起をし、回避操作がない場合は、自動的にブレーキをかけてくれます。
AT誤発進抑制制御 &AT誤後進抑制制御
シフトレバーやアクセル、ブレーキの誤操作による事故を軽減します。
全車速追従機能付クルーズコントロール
アクセルを踏まずとも一定速度で走行してくれるクルーズコントロールが装着されている車は多いのですが、スバルのアイサイトでは、前走車との距離を一定に保ち、減速から、停止までをすべて自動で行ってくれます。
アクティブレーンキープ
高速走行時にカメラで白泉を認識し、車線の中央を維持しやすいようにアシストしてくれます。
歩行者保護エアバッグ
歩行者に対する安全機能です。最近の車は歩行者衝突安全のため、ボンネットやバンパーが柔らかくなっています。しかし、ボンネットの付け根、ワイパー付近からフロントウインドウにかけては、衝撃をもろに受けてしまう可能性があります。そうした固いパーツを覆うようエアバッグが展開します。
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2018/10/safety3_pict_3.jpg)
衝撃吸収に有利な水平対向エンジン
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2018/10/safety3_pict_7.jpg)
スバルが誇る水平対向エンジンは、衝突時の安全性にも有利です。エンジンの高さが低くなっており、衝突時にフロア下にエンジンが潜り込むため、乗員に与えるダメージが少なく済みます。
価格
194万4000円~261万3600円
2位 CX-8
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2019/07/image-1024x384.png)
クルマとの一体感を生むドライビングポジション
前輪の位置を従来型の車よりの前に配置することで、アクセルペダルをより右へ配置し、ブレーキペダルも右に配置することでペダルの誤操作のリスクを軽減しています。
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2018/10/cx8_cockpit_img_01_1806.ts_.1806140230110000.gif)
この効果はデザイン面にも表れています。ボンネットを長く確保できたことで、のびやかなデザインを実現しています。
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2018/10/cx8_exterior_gallery_img_03_1709.ts_.1806070237280000-1024x432.jpg)
衝突安全性
リアからの追突安全性
CX-8は衝突安全性の高さが魅力です。
80㎞/hでの後方からの衝突に対して、3列目の乗員の生存空間を確保している。
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2018/10/cx-8_passive_basic_img2_1712.ts_.1712220930320000.jpg)
アクティブボンネット
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2018/10/cx8_passive_basic_img_01_1709.ts_.1709140203090000.jpg)
CX-8も歩行者保護に努めています。バンパーで衝突を検知したのち、ボンネット付け根部分が持ち上がり、エンジンルームとの空間を設けることで歩行者の頭部への衝撃を和らげます。
価格
319万6800円~419万400円
6位 CH-R
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2019/07/image-1-1024x535.png)
TNGAプラットフォーム
TNGAプラットフォームということで、CH-Rはクルマの骨格であるプラットフォームから作り直しました。
![](https://toyota.jp/pages/contents/c-hr/001_p_001/image/performance/top/carlineup_c-hr_performance_top_pic_03.jpg)
プラットフォームはクルマの基本となる部分で、クルマの性能を大きく左右します。
しかし、その多くは他の車種と共有していることから、使いまわしされることが多く、10年近く前のモノから改良を重ねて作られているのがほとんどです(ハリアーとレクサスNXはプラットフォームを共有していますが、これは、先代のRAV4及びヴァンガードに使われていたものです)。
CH-Rは、これを一から作り直すことで、走行性能等は大幅にアップしました。
プラットフォームが与える影響は走行性能のみならず、衝突安全性能にも及びます。
トヨタセーフティセンス
トヨタの「セーフティ・サポートカー」であるトヨタセーフティセンスです。
詳しくはコチラ
充実したエアバッグ
6つのエアバッグを標準装備しています。
![](https://toyota.jp/pages/contents/c-hr/001_p_001/image/safety/carlineup_c-hr_safety_pic_24.jpg)
ブラインドスポットモニター〈BSM〉
![](https://toyota.jp/pages/contents/c-hr/001_p_001/image/performance/top/carlineup_c-hr_performance_top_pic_05.jpg)
車線変更時にドアミラーの死角となる部分の車両を検知して知らせてくれます。
まとめ
ランキングはあくまで購入の参考までに。実際見て乗って気に入った車に乗りましょう。
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