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ヤリスクロスってどんなクルマ?
コンパクトハッチバックのヤリスをベースに、全高と最低地上高を高めて、作られたSUVがヤリスクロスです。
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2020/10/2020-10-04-3.png)
全高を高めて、後席の居住性と荷室を拡大しつつ、
ヤリス譲りのスポーティな走りは受け継がれています。
ライバル車
身内でいうと、ライズやC-HRがあげられます。
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ライズはルーミーをベースに作られたコンパクトSUVです。
取り回し性、空間効率等は、ダイハツのDNAを受け継いでいるだけあって、優れています。
C-HRは世界戦略車で欧州走りを鍛えられたクルマです。
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ヤリスクロスは、C-HRよりのSUVということができるでしょう。空間効率よりも走りの質感に重きをおいたクルマです。
ヤリスクロス | ライズ | C-HR | |
---|---|---|---|
サイズ 全長×全幅×全高 | 4,180×1,765×1,590 | 3,995×1,695×1,620 | 4,360×1,795×1,550 |
ホイールベース | 2,560 | 2,525 | 2,640 |
最小回転半径 | 5.3 | 4.9~5.0 | 5.2 |
エンジン | 直3 1.5L NA | 直3 1.0L ターボ | 直4 1.2L ターボ |
最高出力〈ネット〉kW(PS)/r.p.m. | 88(120)/6,600 | 72(98)/6,000 | 85(116)/5,200~5,600 |
最大トルク〈ネット〉N・m(kgf・m)/r.p.m. | 145(14.8)/4,800~5,200 | 140(14.3)/2,400〜4,000 | 185(18.9)/1,500~4,000 |
グレード
1.5L NAエンジンと1.5L HV の2つのパワートレーンと、X、G、Z の3グレードからなります。
ガソリン、ハイブリッドともに十分な力を持っていますが、しっとりした乗り味、重厚な乗り味をもとめるならハイブリッド、軽快な走りをもとなめるならガソリン車でしょう。
ハイブリッド
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/feature_ft-perf-hvs_01.jpg)
ガソリン
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/feature_ft-perf-hvs_04.jpg)
価格差は39万円程、ハイブリッドの方が高いです。
燃費ですが、ガソリンとハイブリッドの差は10km/Lもなく、ハイブリッドを選んだからと言って差額を回収することは無理でしょう。
それぞれにX、G、Zグレードあります。
ガソリン車のみX”Bパッケージ”が設定されています。
Bパッケージは、サイドカーテンエアバッグこそ装着されるものの、予防安全装備であるトヨタセーフティセンスが装備されません。
この点を踏まえるとおススメできるグレードではありません。
ヤリスと異なる点
グレード体系はヤリスとほぼ同じですが、異なる点もあります。
1.0Lの設定はなし
ヤリスに設定されている直3 1.0Lエンジンですが、ヤリスクロスには設定されていません。走りに特化したSUVというモデルということもあり、パワフルな1.5Lと1.5Lハイブリッドの2つのラインナップとなります。
電動パーキングブレーキが標準
ヤリスではオプションでもつけることができない装備となります。
その他トヨタセーフティセンスにおいて、ヤリスではAHB(オートマチックハイビーム)となるところが、ヤリスクロスのZグレードのみAHS(アダプティブハイビームアシスト)をオプション選択できる等細かい違いはあります。
X
エントリーモデルです。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/car-viewer/59_9_7/59_9_7_030_c.jpg)
![205/65R16タイヤ&16インチスチールホイール](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/carlineup_yariscross_grade_grade3_01.jpg)
フロントシートはヘッドレスト一体型
ただし、運転席ターンチルトを装着した場合は、セパレート型となります。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/carlineup_yariscross_grade_equipment_interior3_seat1.jpg)
![](https://toyota.jp/pages/contents/yaris/001_p_001/image/grade/top/carlineup_yaris_grade_grade3_05.jpg)
Xグレードのここは注意!
標準装備で7インチのディスプレイオーディオは備わりますが、バックガイドミニターは装備されません。(16,500円でオプション)
ヤリスよりも背が高く、後方の視界も良くないのでぜひ標準装備してほしかったところです。
G
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/car-viewer/59_5_11/59_5_11_030_c.jpg)
中間グレードとなります。
![205/65R16タイヤ&16インチアルミホイール](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/carlineup_yariscross_grade_grade2_01.jpg)
ドア下モールディング(車名プレート付)
![ドア下モールディング(車名プレート付)](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/carlineup_yariscross_grade_grade2_04.jpg)
程よいアクセントになりますね。
ヘッドレストセパレート型(分離型)
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後席が4:2:4分割可倒式
Xグレードだと通常の6:4分割可倒式となりますが、Gグレードだと4:2:4になります。
どんな時に重宝するのかというと、4名乗車時に荷室容量を拡大したいときや長尺物を載せたいときなどです。
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2020/09/後席4.2.4分割-1024x578.png)
スキーの板でなくとも、カーペット等長いものが載せられると便利です。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/feature_ft-space-seat_01.jpg)
これ結構重要だと思います。ヤリスクロスは全長が大きくなく、高さもほどほどなので、荷室容量は限られてしまいます。細やかなシートアレンジは重宝すると思います。
これは、オプションでも選べないのでGグレード以上がおススメとなります。
8インチディスプレイオーディオ
Gグレード以上だとディスプレイオーディオが8インチとなります。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yaris/001_p_001/image/grade/top/carlineup_yaris_grade_grade1_05.jpg)
Xグレードだと、ワンサイズ小さいディスプレイとなる。
Z
最上級グレードです。
オシャレな架装が加わり、見た目、デザインを追求したモデルとなります。
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ヘッドランプ・テールランプがフル LED
フルLEDの方が見やすいのは見やすいのでしょうけど、これも見栄えの要素もあるかと思います。
機能性の部分よりも見た目で選ぶ価値の方が大きいのではないかなと思います。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/gallery_des-ext_03.jpg)
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/gallery_des-ext_10.jpg)
合成皮革のシート 運転席6ウェイパワーシート+フロントシートヒーター
内装の印象を大きく左右するシートですが、これはZグレード専用のものとなります。
ごく普通のシートですが、コストを下げられるよう、1モーターのみで6ウェイ電動を実現した点でトヨタ初だそうです。
シートヒーターはGグレードでもオプション装着可能です。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/gallery_des-int_02.jpg)
オプティトロンメーター
オプティトロンメーターとは何ぞや?って感じですね。自発光メーターのことを指すようです。
簡単に言うと、速度計と針が付いているタイプのメーターですね。
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Gグレード以下では、デジタルメーターとなり、数字で速度が表示されるタイプとなります。
間欠フロントワイパーが時間調節式に
ヤリスト同様、Zのみ時間調節式となります。
カラーヘッドアップディスプレイ(Zのみオプション)
AHS(アダプティブハイビームシステム)Zのみオプション
AHSとは、ハイビームのまま対向車・先行車にまぶしい思いをさせないように、対向車・先行車の部分だけ遮光する機能です。
それ以外の部分はハイビームで光を照らすことができるので、視界が良くなります。
街灯とかが多い、都会の道では、作動しないようですが、暗闇を走る機会の多い方にとってはかなり重宝するでしょうね。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/feature_ft-safety_ahb.jpg)
価格は、税込み99,000円です。
18インチアルミホイール(Gグレード オプション)
かっこよさを大きく左右するアルミホイールです。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/gallery_des-ext_13_thumb.jpg)
Gグレードに標準装備の16インチアルミホイールと比べると、段違いにかっこよいです。
ただ、GグレードもオプションでZグレードのものと同じアルミをオプションで選択することもできます。
ハンズフリーパワーバックドア(Gグレードオプション)
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/feature_ft-func-hfbd_01.jpg)
おすすめグレードは?
これが非常に悩ましいのです。
ライバル車がたくさんいるからです。
まず、ハイブリッドかガソリンか、ですが、とりあえずガソリン車かな?
理由は、価格。
ハイブリッドGだと、本体価格ざっと240万円です。
こうなるとCH-Rの1.2Lターボに手が届いてしまうわけですよ。
C-HRのS-T(CVT)が241万円。当然ヤリスクロスのハイブリッドの方が燃費も良いし、重厚な走りは期待できます。
どちらも良いパワートレーンですが、ヤリスクロスの1.5L 直3 ハイブリッドとC-HRの直4 1.2Lターボを比較すると、圧倒的にパワフルなのは後者です。加えて、ボディサイズもC-HRの方が大きい。
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しかし、ガソリン車を見るとZグレードでも221万円。ライズのZグレードは206万円。
差額は15万円になるが、ライズの1.0L ターボ に対し、ヤリスクロスは1.5L NA。パワー、トルクともにヤリスクロスが上回る。
![](http://cardriving.site/wp-content/uploads/2020/10/2020-10-04-15.png)
実用性はライズの方が高いかもしれないが、ヤリスクロスのオシャレな内外装は魅力的。
Z グレードのオシャレな外装は捨てがたい。
![](https://toyota.jp/pages/contents/yariscross/001_p_001/4.0/image/gallery_des-ext_11.jpg)
加えてTNGAを採用したヤリスクロスの走りは魅力的と考えると、ヤリスクロスのガソリン車が良く思えてくる。
よって、ヤリスクロスのガソリンZ で決まり!
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