クルマを高く売るために  ~走行距離・年式の目安、下取りを高くするグレード・オプション選びを紹介~ 

中古車

クルマを買いたいと思った時に、下取りが重要になりますが、高く売るにはどうすればよいのでしょうか。新車あるいは中古車で売るときに気を付けたいことを伝授します。

 

まず、クルマは新車で買った時点で値下がりします。極端な話、新車で買って隣の中古車屋さんで売ったとしても7割ほどでしか売れません。それは新車ということそれ自体に価値があるということを示しています。

そのためお得に乗りたい車に乗るとすれば、基本的に中古車の方がお得だということがわかります。

新車ということにこだわりがなければ中古車に乗るのがおススメです。

しかしながら中古車市場においても、新車により近いほど価値が高いということができます。具体的には年式、走行距離、そしてワンオーナーかどうかが重要になります。

 

車両状態

年式が中古車相場にどう影響しているかについて紹介したいと思います。

3年落ちが一つの目安

中古車相場において3年落ちというのが一つの基準にあります。3年以内と3年超えで大きく下取り額、中古車価格ともに大きな開きがあるからです。

3年とは、新車購入時から初めての車検を迎えるまでの期間となります。そのため車検で大きな出費をする前に乗り換えてしまおうという考えがあるからです。

また一般的なクルマのモデルサイクルは、フルモデルチェンジからマイナーチェンジまでの期間が3年~4年となっていて、モデルチェンジの度ごとに下取り価格は下がっていきます。車検の期間とモデルサイクルがちょうど3年くらいなので、高く売りたい方は3年以内に売り、次のクルマに乗り換えることをお勧めします。

逆に中古車で買うなら3年以上のモノをお勧めします。

走行距離は5万kmが目安

走行距離は5万kmを境に価格が大きく下落します。そのため、中古車としての価値を保持したいのなら5万kmに達する以前に売ることをお勧めします。

しかし、前述のとおり、3年が目安となるので、1年=1万㎞で3万kmをもう一つの基準として考えておきましょう。3万㎞又は5万㎞という二つの基準で考えましょう。

走行距離が多いということは、それだけ多く使われているということで、価値は下がります。しかし、クルマのコンディションとしては、年式が高くて走行距離が少ない場合よりも高いのが一般的です。

年式が同じで走行距離に差があるということは、走行距離が多い車は常に車が動いていて、エンジン内の循環が行き届いているため錆などのリスクは低いです。走行距離の少ない車両は数年間放置されていた可能性もあるため、クルマのコンディションは整っているとは限らないのです。

 

装備・オプション

高く売りたいなら最上位グレードを買え

高く売れるとは単に値段が高く売れるといういいではなく(当然買った時の値段が高ければ売るときの値段もそれなりに高く売れます。)、ここでいう高く売れるとは、値下がり率が小さいことを意味します。

高いグレードが高く売れるのは、新車で買うには高すぎて手が出ないけど、中古車なら手が届きそうという心理が働き、中古車においては上位グレードが人気となります。

 

新車で人気のグレードは、その人気である理由の一つに買いやすいというものがあると思います。どんなクルマでも人気グレードは、装備もそこそこ充実し、頑張れば手の届きそうなグレードが人気となります。

比較的人気グレードが、上位グレードほど下取り価格が高くないのは、中古車市場では数が多く、希少価値が低いため、下取りで上乗せされないからです(あくまで、中古車相場の平均なので、数が多ければ過走行車や事故車の数も多いため、平均価格を引き下げている可能性も考えられます)。

 

廉価グレードは人気が低く、一部の車種を除いては下取り価格は低いです。

そのため下取りのことを考えるなら人気グレード以上で可能であれば、上位グレードをお勧めします。

 

排気量は小さい方を選べ

一般的に複数の排気量を選べる車種の場合、排気量の小さいもの(しかし、最近はダウンサイジングターボやディーゼルエンジン車などがあるため、価格が安いと表現しておきます)を選びましょう。

1.5Lと1.8Lの排気量があったとすると1.5L車の方が下取り価格は高い傾向にあります(ただし、1.8Lの方がラインナップが多く、1.5Lは少なく、廉価グレード扱いの場合は、1.8L車の方が下取りは高いです。)。中古車を求めるユーザーにとっては、税金など維持費が低い方が好まれるためです。

 

具体例を出すと、アルファードの場合、ガソリンモデルのラインナップとしては2.4Lと3.5Lがあります。下取り額が高い(値下がり率が低い)のは、2.4Lです。当然3.5Lにしかないエグゼクティブラウンジだと下取りは高いですが、2.4Lと3.5Lのと両方選べるグレードだと、2.4Lグレードほの方が値下がり率は低いです。

 

 

ハイブリッド車は下取り高め

ハイブリッド車は車種に関係なくリセールバリューは高いです。ハイブリッド車、そのものは高いですが、その分下取り価格も上乗せされるので、3年以内で乗り換えるのなら奮発しても良いかもしれません。

例えばCH-Rはガソリンターボ車とハイブリッド車が選べます。値下がり率が低いのはハイブリッドですので、売るときのことまで考えるならハイブリッド車の方がお得です。

カーナビはメーカーオプションか後付けが良いか

メーカーオプションのカーナビは、工場で生産する際に装着するため、取り外しができません。その代わり、専用設計なので一体感があり、デザイン円では優れています。価格はディーラーオプションあるいは社外品に比べ、割高です。

純正品はインパネ周りのデザインありきで作られているので見た目が良いのが特徴です。

メーカーオプション

後付けタイプ

メーカーオプション

後付けタイプ

インパネのすっきり感ではメーカーオプションタイプの方が上ですね。

下取りの観点でいうと、3年以内の低年式であれば、メーカーオプションのカーナビでも高評価になると思いますが、3年を超え5年くらいになると後付けタイプの方が有利になります。その理由は、メーカーオプションのカーナビだと取り外しが不可ですが、後付けたタイプだと取り替えが可能だからです。また近年中古車の海外輸出も増えていることも考えると、取り換えが容易な後付けタイプが有利です。

 

また最近では、社外品でも純正並みのすっきり感を実現したカーナビもあります。アルパインだと車種ごとに開発をしているため、純正にも負けないフィット感を実現しています。

アルパイン

アルパイン

純正並みのフィット感です。その上、価格も安く、性能も申し分ありません。

ハイエース

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セレナ

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CH-R

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基本的に下取りのことを考えると、後付けナビということになります。

 

まとめ

下取りのことを考えるのなら、

3年以内・3万km(又は5万km)いないで乗り換えること

排気量の小さい方を選ぶこと

上位グレードを買うこと

カーナビは社外品あるいはディーラーオプションを選ぶこと

です。

中古車を探すならやはりガリバーです。在庫が豊富なので、マイナーな車やほしいグレードを見つけられます。掘り出しものに出会う確率も高くなります。

クルマを買うには、下取りが重要になりますから、ぜひあなたの愛車もいくらで売れるか調べてみてください。

これは愛車の写真を撮るだけで調べられるので、車に詳しくない方にもおすすめです。