【旧車紹介】トヨタ セルシオ  年式・グレードごと違いを紹介

トヨタ

1989年に初代セルシオが誕生し、2006年3代目を最後に販売を終えた、トヨタを代表する高級車です。

初代

初代のセルシオは、レクサスLSとして、アメリカで販売されると、圧倒的な静粛性とエンジン回転の滑らかさで、世界から注目されることとなりました。当時としては、メルセデスベンツやBMWと比較して、価格が安かったことから、売れ行きは好調でした。

2代目

セルシオの2代目ですが、開発された当時、バブル崩壊による不況で、装備面では、先代に劣る部分もありました。

特に、2代目前期型のセルシオは、初代と変わり映えの無いものとなりました。

2代目 前期型

一応初代と2代目前期モデルを比べて見ましょう。

初代 ボンネットの起伏が||

初代と比較し、ボンネットの形状が変化したのと、ヘッドライトが横方向で短くなったのと、フロントバンパーが短くなったくらいの違いで、間違い探しレベルですね。

2代目 ボンネットの起伏が \―/

後期型では、装備の充実化とともに、デザインも大幅に変化しました。

2代目は、やはり後期型の方が人気となりました。

3代目

2006年の発売以降、レクサスのLSがセルシオの後継として、発売されています。

その後、トヨタでは、クラウンマジェスタ、マジェスタ、そして現行のクラウンがトヨタのフラッグシップモデルとなりました。

本記事では3代目セルシオについて詳しく見ていきます。

中古で買うなら3代目

当時、新車販売価格では、軽く600万円を超えるセルシオですが、最終型でも登場から14年たった今では、かなり安くなってきています。

最終型でも14年落ちは不安だな、という方は、トヨタクラウンマジェスタ・マジェスタも検討してみてはどうでしょうか?

3代目 V8 4.3Lがもたらす豊潤なドライブフィール

まず、セルシオの特徴として挙げられるのは、V8エンジンによる滑らかなドライブフィール、圧倒的な静粛性です。

現行LSでは、エンジンもダウンサイジングされ、V6 3.5Lターボもしくはハイブリッド仕様となっています。

今では珍しくなった8気筒エンジンですが、その豊潤なドライブフィールは今もなお、健在です。

エクステリア

フロントデザインに関しては、

前期型は丸みを帯びた、柔らかい印象のデザインに対して、

後期型は、先進的で精悍な顔つきになりました。

テールランプ、中央の横のラインが、

前期型では、外側がオレンジ、中央よりがクリアになっていますが、

後期型では、外側内側ともにクリアなものとなっています。

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前期型

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後期型

パワートレーン

エンジンに関しては、前期型、後期型ともにV8 4.3Lを搭載しています。

最高出力は280PS、最大トルクは430N・mです。

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最高出力は、自主規制というものが、当時存在しており、どんなに大排気量であっても280PSという時代が存在していました。

セルシオも例にもれず、4.3Lにも関わらず、最高出力は280PSでした。しかしながら同じ280PSといっても、まだまだ上の出力を狙える280PSとそうでない280PSとでは、余力感が異なります。

セルシオの280PSは、もちろん前者ですから、全域で感じることのできる豊潤なトルクと圧倒的な静粛性は、現在販売しているクルマでも、勝てない部分だと思います。

3代目セルシオ
最高出力206kW(280PS)
/5,600r.p.m.
最大トルク430N・m(43.8kg・m)
/3,400r.p.m.

前期型は、トランスミッションが5ATなのに対し、後期型では6ATとなり、かつ燃費も8.2㎞/Lから8.9㎞/Lへと向上しました。

トランスミッション燃費
前期型5AT8.2㎞/L
後期型6AT 8.9㎞/L

グレード一覧

安全装備に関してはグレードごとの違いはありません。全グレードサイドカーテンエアバッグは付いていますし、レーダークルーズコントロールについても全グレードオプション扱いで、充実度でいえば、今のクルマと比較すれば劣ります。

前期型後期型
A/A eRバージョンA
B/B eRバージョンeR
CC
C FパッケージC Fパッケージ
C インテリアセレクションC インテリアセレクション
C FパッケージインテリアセレクションC Fパッケージインテリアセレクション

前期型では、A、B、C仕様があり、AとBに、走りに特化したeRバージョンを設定していました。

後期型では、B仕様を廃止し、新たにこれまでのeRバージョンに代わる、eR仕様が追加されました。

eRバージョン(前期型のA仕様・B仕様に設定)

欧州車にも対抗できるように、とユーロチューンドサスペンションを備えたモデルとなります。

本革シート、17インチ、ユーロチューンドサスペンション、ムーンルーフ

17インチホール
B仕様(前期型)/eR仕様(後期型)

位置づけ的には、中間グレードですが、C仕様には、後席の快適装備が加わるだけなので、ドライバーズカーとしてなら、B仕様/eR仕様が最も適しているとも言えます。

スマートキーシステム(前期型ではB仕様・C仕様にオプション、後期型ではeR仕様・C仕様に標準装備)

全ドアイージークローザー

雨滴感知ワイパー

フロント10ウェイパワーシート(Aは8ウェイパワーシート)

マイコンプリセットドライビングポジションシステム

リバース連動ミラー

C仕様

エアサスペンションを装備するのはCからとなります。その他は主に後席の装備が備わり、後席重視のモデルがCしようといえるでしょう。

しかし、リアパワーシートは、C仕様には装備されず、オプションで装着するか、Fパッケージ・インテリアセレクションを選択することで装備されます。

後席の快適性を高めたのが Fパッケージ となります。内装の質感を高めたのがインテリアセレクションです。

Fパッケージ 装備内容

リアパワーシート(メモリー&オートリターン機能付)、バイブレーター、リアシートヒーター、電動リアサンシェード

インテリアセレクション
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本革シートは、セミアニリンレザーとなり、より上質な素材に。その他コンフォータブルエアシート、ムーンルーフ、リアパワーシート、9スピーカーなどが備わります。

ですから一部装備は Cパッケージと重複しています。

セルシオの魅力

なんといっても華やかさでしょう。セルシオの後継として、マジェスタやクラウンマジェスタがあげられますが、華やかさといった点では、セルシオを超えるに至っていないです。

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クラウンマジェスタの名称から「クラウン」が消え「マジェスタ」になったのが5代目
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6代目からクラウンマジェスタに戻った

eRバージョン eRがおススメ

10年以上経過したクルマを中古車で買うとなると、心配になるのは耐久性です。その点でいうと、エアサスペンションを装備したC仕様はおススメできません。バネサスペンションを装備したA仕様またはB仕様がおススメとなります。

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