大阪オートメッセ2020に行ってきました。
目次
ホンダフィット
新型のホンダフィット見てきました。
シルエットは初代を彷彿させる丸みを帯びたフォルムでした。
視界
話題の極細ピラーです。
室内から見ると
すんごい細いですが、その代わり、ミラーとA’ピラーといえばいいんですかね、ここの死角は多くなってしまいました。
最近のクルマは、ミラーとAピラーやフロントウインドウの付け根に隙間を空け、視界を確保する傾向にあります。
どちらの方が良い悪いの話ではありませんが、フィットの運転席に座ると、これまでに感じたことのない、解放感を味わえたのは事実です。
近未来的なデザイン
シートが良い
「心地よさ」を追求した新型フィットですが、シートはすごくよかったです。
とにかくシートが分厚いのがわかります。
インパネの視界の良さと、リラックスして運転できる気がしました。乗り降りのしやすさも相まって、心地よさでいえば、マークXあたりと張り合えるのでは?と思いました。
ペダルレイアウト
やはり少しペダルオフセットが見られました。ただ、シートを下げれば、支障なく踏み変えは可能です。踏みにくいと感じることはありませんでした。
ただ、先に見たマツダCX-30に乗った後だと、「左に寄っているな」とは感じます。
後席
運転席をそこそこ後ろに下げ、シートポジションを合わせた状態でも、これくらいの広さは残りました。
後席もシートは分厚く、太ももの裏をきちんと支えてくれますので、非常に快適でした。足元のフロアは、前に行くほど、せりあがっているので、足の入れやすさはいまいちでしたが、もともと広いので、そこまで足を前に投げ出さなくとも、快適に座れるシートです。
マツダ2(デミオ)では天井に頭が触れてしまう私ですが、フィットでは、手のひら2枚分くらい余裕が残っていました。
荷室もこのくらいあれば十分でしょう。
ダイハツロッキー
うーん、やっぱりこのサイズ感といい、デザインといい。サイズ的にも価格的にも気を遣わない相棒といった車ですね。
かっこいいです。
前から見ると、フロントノーズが長く見えますが、実際は長くないです。
運転席からの見晴らしも良いので、運転はしやすいでしょう。
室内 後席
運転席は結構、後ろに下げましたがそれでもこれだけの余裕がありました。
頭上空間も広々し、後席からの視界も良かったです。シートのつくり自体は、まあまあでしょう。
広い。
アンダーにもこれだけの容量を確保しています。
ペダルレイアウト
やはり、顕著なオフセットが見られました。
コンパクトで小回りも効いて、後席も広いことの代償がペダルレイアウトに表れています。
ロッキー/ライズの購入を考えている方は、ペダルレイアウトとペダル操作のフィーリングを確認されることをお勧めします。
以下は僕の独断なのでぜひスルーしてください。
ペダルレイアウトとペダルのフィーリングの関係
話は少しそれますが、マツダ車のブレーキが弱いというレビューが散見されますが、これは、踏みしろが大きいことが関係しています。
今、多くのクルマが、アクセルペダルやブレーキペダルに関し、電子制御を組み込んでおり、クルマごとにそのレスポンスは異なります。ECOモードとかスポーツモードとか設定できるクルマって多いですよね。これも電子制御が絡んでいるからできることなんですよ。
当然、ECOモードとかの設定にかかわらず、クルマそのものが持っているペダルに対する応答性は、クルマごとに異なります。
ペダルレイアウトとの関係でいうと、マツダ車はペダル配置に余裕がありますから、踏みしろを大きくすることができます。仮に、フルブレーキの際のブレーキペダルの可動域を10とします。
ペダルレイアウトに余裕のない車だとフルブレーキの際の可動域が、仮に5しか取れないとすると、同じ踏み込みで倍の力の制動力を持たせる必要が出てきます。
ですから、可動域が5のクルマだと、少し踏んだだけでガッツリブレーキが効いてしまいカックンブレーキになりがちです。つまり、より繊細な踏力のコントロールが求められるわけです。ちょっと踏んだだけで加速する、ブレーキが利く。まあ、30分くらいすれば、慣れますけどね…。
僕の経験だと、ハイト系の軽自動車は一番カックンブレーキになりやすいです。ペダルレイアウトに余裕がないことも関係しているのではないかと思います。
残念ながら、日本車は右ハンドルで、ペダルがタイヤハウスと干渉してしまうことからペダルレイアウトに余裕のない車が多いです。
ですから、普段そうした車に乗っている方が、マツダのクルマに乗ると、同じ踏力で効く力が弱いため、ブレーキが効かないように感じてしまうのだと思います。
というわけで、ロッキー/ライズを検討される方は、ペダルレイアウトと、ペダルフィーリングを確認することをお勧めします。
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