トヨタ エスティマ 中古で買うなら ~年式・グレードごとの違いを紹介~

トヨタ

トヨタエスティマは、昨年まで販売されていたミニバンです。ちょうどノア/ヴォクシーとアルファード/ヴェルファイアの間に位置するクルマでした。

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後期型アエラス

2019年、初代から数えて約29年の歴史を持って、3代目エスティマは販売を終了しました。

ファンの間では販売終了を惜しむ声も少なくありませんでしたが、どうして販売が終了されてしまったのでしょう。

アルファード/ヴェルファイア 中古で買うなら ~年式・グレードごとの違いを紹介~

エスティマの特徴

スタイリング

初代から特徴的なタマゴ型のデザインです。

初代 奇想天外な発想によるエンジン配置とデザインから天才タマゴといわれた

ミニバンらしくないきれいなスタイリングは当時としては珍しく、大きな反響を呼びました。

ドライビングフィール

この形は、デザインだけでなく、走りにも良い影響を与えてくれます。

広い室内でありながら、重心を低くすることでロールを感じさせにくい走りを実現しています。

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写真は5ナンバーサイズのエミーナ

決して軽快とは言えませんが、ハイトワゴンでもなく、ワゴンでもなくという世界観は唯一無二でした。

ライバルたちの出現により中途半端に

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ミニバン・軽自動車に見られる傾向ですが、ハイト系(全高が高め)のものが人気となっています。

技術の向上により、全高が高くなっても、走行性能や乗り心地も良い上、燃費との両立もできるようになったことで、

低全高のモデルの立ち位置が中途半端になりました。

例を出すと、旧型のアルファード/ヴェルファイアは、エスティマよりも全高も全長も大きいですが、乗り心地に関して言えば、アル/ヴェルの方が良いです。

燃費もさほど変わらず、走行性能に関してもエスティマは、シャシーの性能が高くなかったので、優位ではありませんでした。そうなれば、15~20万ほど多く出せば、広大な居住空間と迫力のあるフロントマスクを備える、アル/ヴェルの方が売れるでしょう。

こうした経緯で徐々にエスティマの売れ行きは下がっていきました。

上品さ・動力性能が魅力

しかしながら、スマートなデザインと威圧感の無い、上品さを兼ね備えたクルマは数少なく、好きな人にはたまらないクルマでしょう。

また、エンジンは2.4L 170㎰ で旧型のアルファード/ヴェルファイアと同じで、車体はエスティマの方が150㎏ほど軽いので、動力性能は高いです。

初代(1990~2000年)、2代目(2000~2006年)、3代目(2006~2019年)までそれぞれ販売されていました。

中古車で買うのであれば、3代目以降がよいでしょう。

3代目

3代目は大きく分けると3回ほどマイナーチェンジをしています。

サイズ
エスティマ現行アルファード現行ノア
全長(㎜)4,795~4,8204,9454,695~4,795
全幅(㎜)1,800~1,8101,8501,695~1,730
全高(㎜)1,730~1,7601,880~1,9501,825~1,870
車重(kg)1,700~1,9701,920~2,2601,570~1,730
小回り5.7~5.9(18インチ)5.6(ハイブリッド車16インチ)
~5.8(18インチ)
5.5

全長はアルファードより12㎝程短く、ノアより12㎝程長くなります。全幅は扱いやすい1.8mほどです。

エンジン
2.4L3.5L2.4Lハイブリッド
最高出力170ps(125kW)/6000rpm280ps(206kW)/6200rpm150ps(110kW)/6000rpm
最大トルク22.8kg・m(224N・m)/4000rpm35.1kg・m(344N・m)/4700rpm19.4kg・m(190N・m)/4000rpm
トランスミッションCVT6ATCVT
JC08モード燃費11.4km/L 9.7km/L18.0km/L

3.5L車は2016年のマイナーチェンジにより、ラインナップから消えてしまいました。車重はガソリンの2.4L FFモデルであれば、1.7トン半ばくらいなので,2.4L でも走ります。ハイブリッドは現行アルファードのものとは異なり1世代前のものになりますが、燃費は18㎞/Lを達成しています。

2006年モデル
アエラス

2008年改良型
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G
2012年改良型
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アエラス ハイブリッド
2016年改良型 ~3.5L廃止 アエラスに一本化 安全装備充実~
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年式・グレードは?

安全装備の充実度で選ぶなら

2016年改良モデル ~自動ブレーキ装備~

衝突軽減ブレーキなどに関しては、2016年式モデルより、装備され始めました(トヨタセーフティセンスC。全グレード標準装備)。

トヨタセーフティセンスCは、最も簡素なものですが、車両に対しては30㎞/hまで完全停止し、10~80㎞/hの範囲内では軽減ブレーキをかけてくれます。

詳しくはこちらに書いています。トヨタセーフティセンス

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2014年9月2日以降のモデル ~S-VSC~
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2.4L ガソリン車には2014年9月の改良で S-VSC が標準装備されました。

2012年改良型 ~3.5L はS-VSC 標準装備~

このモデルから3.5L モデルには標準装備されました。

サイドカーテンエアバッグは標準装備されない点は注意
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最終モデルでも、サイドカーテンエアバッグは標準装備されません。オプション設定のみですので、安全性を重視される方は、中古車で買うとき実車を確認してください。

年式選びが悩ましい

安全装備を考えると、衝突軽減ブレーキ付きの2016年式が良いですが、まだまだ高値を維持している状況です。最低200万円以上でボリュームゾーンは240~250万円以上でした(2020年2月時点)。

最終型であるという、ある種のエスティマプレミアム価値がついており、なかなか下がらないと思います。

2014年式がおすすめ

中古車で購入して今後3~5年乗ることを考えると、S-VSC 付のモデルがよいでしょう。ですから2014年9月~2015年式のモデルをお勧めします。

価格的には140~150万円ほどからとなっており、人気車種ゆえ依然として高値を維持していますが、2016年式よりは100万円以上は安くなります。

車種は変わるが・・・

ライバル車にホンダオデッセイがあります。サイズ的にも価格的にも同じくらいのクルマです。

もし、エスティマで価格が高いとか、もう少し安全装備が充実している方が良い、と思った方は

このオデッセイも検討してみてください。オデッセイの方が走りは良いですし、安全装備も充実しているのでおすすめですよ。

http://オデッセイ 中古で買うなら ~年式・グレードごとの違いを紹介~