目次
どんなクルマ?
ソリオはコンパクトカーでありながら、後席はスライドドアを備え、コンパクトボディでありながら、ミニバンのような使い勝手の良さとハイブリッドによるしっとりとした乗り心地、静粛性を備えるクルマです。
強み
4気筒エンジン+ハイブリッドによる静粛性の高さ
少し大きめのサイズによる使い勝手のよさ
乗り心地のよさ
弱点
高速域でのハンドリング
税金は少し高い
グレード
G(純ガソリン車)
ハイブリッドMX
ハイブリッドMZ
ソリオバンディット
ハイブリッドMVのみの単一グレード
ソリオのMZをベースとしたものになります。そのため価格は、一番高いです。
価格一覧
2WD | 4WD | |
G | 1,581,800 | 1,707,200 |
ハイブリッドMX | 1,850,200 | 1,975,600 |
ハイブリッドMZ | 2,022,900 | 2,148,300 |
ソリオバンディット ハイブリッドMV | 2,006,400 | 2,131,800 |
おすすめのユーザーは?
高速はたまに、街乗りメインでクルマに乗り、高い静粛性・優しい乗り心地を重視しつつも、広々とした室内空間と取り回しの良さを求めるユーザー向きです。
ライバル
ライバル車についてざっと紹介します。
ルーミー
ハイト系軽自動車
N-BOX
ダイハツタント
スズキスペーシア
ソリオの魅力
4気筒エンジン+ハイブリッドによる静粛性の高さ
ライバル車と比較すると、エンジンが4気筒でかつマイルドハイブリッドと組み合わせていることから、静粛性に優れている点があげられます。(Gは純ガソリン車、ハイブリッドMX、ハイブリッドMZ、ハイブリッドMV)
軽自動車は3気筒エンジンが主流で、トヨタルーミー/ダイハツトールも3気筒エンジンなので、エンジンを回した時の音は、4気筒エンジンを搭載するソリオが良いでしょう。
マイルドハイブリッドを採用した上質なフィーリングはとても魅力です。発進時の静けさはもちろん、モーターのアシストによる力強い加速は、ワンクラス上を思わせるフィーリングです。
少し大きめのサイズによる使い勝手のよさ
以下の表をみてください。新型ソリオとそのライバル車のサイズを比較しています。
新型ソリオ | 旧型ソリオ | トヨタルーミー/ ダイハツトール | 軽自動車規格 | |
全長 | 3,790 | 3,710 | 3,700 | 3,400以下 |
全幅 | 1,645 | 1,625 | 1,670 | 1,480以下 |
全高 | 1,745 | 1,745 | 1,735 | 2,000以下 |
最小回転半径 | 4.8 | 4.8 | 4.6~4.7 | N-BOX4.5~4.7 タント4.4~4.7 |
ご覧のとおり、全長がもっとも大きいのが新型ソリオになっています。
その割に小回り(最小回転半径)が小さいのはうれしいポイントですね。これは、全長の伸びをリアオーバリングにあてているからです。
ホイールベースを広げず、後輪より後ろ部分を伸ばすことで取り回しを犠牲にせず、室内空間の確保を実現しています。
先代比で+8㎝は、コンパクトカーでは非常に大きい差です。
また、これが副次的に後席の安全性向上にもつながっていることは、うれしいです。
後席リクライニング付き
なんと後席もリクライニングします。コンパクトカーの王道であるスイフトやヤリス、フィットなんかは後席リクライニング機能は備わりません。後席にも人を乗せることが多いのであれば、重宝しますよね。
昔の車では当たり前だったかもしれませんが、後席のスライド機能も備わります。
【軽自動車との違い】 5人乗りである
また軽自動車とは違って、乗車定員が5名であることも魅力です。。軽自動車は横幅が狭く、横一列で3名できる乗車幅(120㎝)を確保できないので、法令により4名乗車となっています。
きちんとHPでも5人搭乗してますね。
5名乗れるか、4名しか乗れないか、ここは大きな差となるでしょうね。
まぁ、実際軽自動車であっても、子どもであれば3人座っても問題ないことにはなっていますが、シートベルトは備わっていないので、できるだけ乗せたくないですよね。
乗り心地のよさ
ソリオはどちらかというと乗り心地重視のサスペンション設定となっています。
さすがに乗り心地とハンドリングの高い次元での両立はかないませんが、コンパクトハイトワゴンとしての使い勝手を考えれば、最善の選択ではないでしょうか?
トヨタルーミー/ダイハツトールは少しサスペンションが固めなのと引き換えに、ソリオよりも安定した走行性能を実現します。
しかしながら、ハンドリングを少し犠牲にしているとはいえ、軽ハイトワゴンと比べ、全幅が広いので、走行安定性は高いです。
弱点
魅力の裏返しが弱点となってる場合もあるので、解説します。
高速域でのハンドリング
ソリオは道のりでの乗り心地を重視した車なので、高速域では、ハンドリングにあいまいさが見られます。
もちろん法定速度内で安全運転を心がけている分には問題ないですが、追い越し車線をよく走る方なんかは注意が必要かもしれません。
サスペンションやステアリング機構を走行性能重視にするか、乗り心地重視にするか、選ぶしかありません。ホンダのように軽自動車であっても高級者に装備されるような高価な部品を使えば、走行性能と乗り心地はある程度は両立できるでしょう。しかしそうなるとコストがかさみ、普通車を超える価格になってしまいます。
スズキとダイハツは安価で良いクルマを作るという思想を持っているので、どっち寄りにセッティングするか決めるのでしょう。
ソリオでいうと、乗り心地重視のセッティングとなっています。反対にトール/タンクは低速域でのゴツゴツ感が残ります。
税金は少し高い
トヨタルーミー/ダイハツトールと比べると排気量にかかる税金は少し高くなります。
ここは微々たる差になりますが、少しでも安く収めたいとか社用車として導入を検討する場合などは重視すべき点ですね。
乗用車 | |
総排気量1000cc以下 | 25,000円 (29,500円) |
総排気量1000cc超 1500cc以下 | 30,500円 (34,500円) |
ちなみに軽自動車はもっと安いです。
軽自動車 乗用(5ナンバー) | 10,800円 (12,900円) |
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