トヨタヤリスのハイブリッドに試乗しました。
内装については、 トヨタヤリス 1.0L乗ってみた 1.0Lはやっぱり力不足⁈ シャシーの性能が をご覧ください。
目次
パワートレーン
まず、パワートレーンについて軽く触れておきます。
ヤリスハイブリッド | フィットハイブリッド | |
【エンジン】 最高出力<ネット> | 67kW(91PS)/5,500rpm | 72kW(98PS)/5,600-6,400rpm |
【エンジン】最大トルク<ネット> | 120N・m(12.2kgf・m)/3,800~4,800rpm | 127N・m(13.0kgf・m)/4,500~5,000rpm |
【フロントモーター】最高出力 | 59kW(80PS) | 80kW(109PS) )/3,500-6-8,000rpm |
【フロントモーター】 最大トルク | 141N・m(14.4kgf・m) | 253N・m(25.8kgf・m)/0-3,000rpm |
1,050(X のFF)~1,180(Z のE-four) | 1,180(BASICのFF)~1,280(LUXEの4WD) |
ただ、トヨタのハイブリッドとホンダのハイブリッドではシステムが異なるので一概に比較はできません。
大きな違いとしては、ホンダハイブリッドは、主にモーターでのみ走行するにのに対し、トヨタのハイブリッドは、エンジンとモーターが力を合わせて走行します。
単純にエンジンの出力とモーターの出力を足した値が、実力とはなりませんが、それに近い実力を持っているでしょう。
では試乗したいと思います。
静粛性
ハイブリッド試乗時に感じたのは、静粛性の高さ。
1.0Lガソリン車に試乗したときは、3気筒エンジン特有の軽いエンジン音が車内に入ってきます。
しかし、ハイブリッド車では、そのようなエンジン音は聞こえてきませんでした。
ただ、フィットハイブリッドと比較すると、バッテリーを充電する際のエンジン音は結構入ってくる印象です。静粛性の高さはフィットの方が一枚上手です。
また、ハイブリッド車は、アイドリング時無音なのです。バッテリー残量が減ってきたり、渋滞しているときなどにエンジンが作動すると凄く耳障りに感じてしまいます。やはり3気筒エンジンであることと、遮音材などは軽量化を踏まえ程々であることが要因なのだと思います。
素性の良さが光る
外観はこのように、フロントノーズが長くフロントシートの着座位置もホイールベースの真ん中になっています。
このように、ヤリスは走りの性能を向上させるのに素晴らしい素性を持っていることがわかります。
加速の鋭さはさすが
ヤリスハイブリッドは、フィットハイブリッドと比較して100kg以上軽量なので、加速性能はヤリスの方が勝ってる印象はありました。
100㎏以上軽いにも関わらず、乗り心地においてはその軽さを感じさせないのはさすがだと感じました。しっかり足が動いているし、凸凹をいなしてくれる印象でした。静粛性については、フィットと比較すると、軽く仕上がっている分、走行音が車内に入ってきている印象でした。
強力なモーターを積んでいる上、フィットと比較してもかなり軽量なので加速はすごいです。街乗りから高速域までもどかしさを感じることは皆無でした。
ヤリスクロスと比較すると…
ヤリスクロスについては次の記事で詳しく書いています。ぜひご覧ください。
トヨタ ヤリスクロスハイブリッド 試乗 意外と普通のクルマ⁈ 乗り心地と直進安定性についての感想
ヤリスクロスに勝っている点
- ハンドリング
- 乗り心地
まず、ヤリスクロスで感じたハンドリングのあいまいさは感じられませんでした。両車に用いられるTNGA「GA-B」プラットフォームは、軽量、軽快なヤリスに合っていると思います。
ヤリスクロスでは、全高が高くなったことから、足回りを固めに設定されているため、随所で固さを感じることがありました。
まとめ
令和のスポーツカー
ヤリスは、これまでのコンパクトカーとは違い、かなり走りに振ったクルマであることが分かりました。特にハイブリッドだと異次元の加速性能を持っており、下手なスポーツカーには負けません。
内装のチープさがウィークポイント
しかし、歴代ヴィッツにも言えることですが、内装のチープさが目立ちます。初代のヴィッツはヨーロピアンテイストでオシャレなイメージがあったのですが、今のヤリスにはありません。
ヤリスXの内装実用的ではあるが、華やかさは無い
車両本体の価格も上がっており、特に、ハイブリッドZになると200万円後半~300万円台に乗りそうなクルマですから、相応の内装かといわれると疑問です。
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