アルファード/ヴェルファイアといえば日本を代表する最高級ミニバンです。
しかし、人気車種ゆえグレードが多く、グレード毎の違いが分からない方も多いのでは?
そこで、グレード毎の違いを紹介していきます。
今回はパワートレーンから。ガソリン車、ハイブリッド車を見ていきます。
(シート別でグレードを見たい方はこちらアルファード/ヴェルファイア おすすめグレード!⑵ 【シートアレンジ編】 7人乗り?8人乗り? エグゼクティブパワーシートは良いの?)
目次
エンジン
2.5Lガソリン
3.5Lガソリン
2.5Lハイブリッド
の3種類が用意されている。
2.5Lガソリン | 3.5Lガソリン | 2.5Lハイブリッド | |
エンジン型式 | 2AR-FE | 2GR-FKS | 2AR-FXE |
総排気量 | 2.493 | 3.456 | 2.493 |
最高出力 | 134(182)/6,000 | 221(301)/6,600 | 112(152)/5,700 |
最大トルク | 235(24.0)/4,100 | 361(36.8)4,600〜4,700 | 206(21.0)/4,400〜4,80 |
トランスミッション | CVT | 8AT | CVT |
燃費(JC08モード) |
11.4㎞/L~12.8㎞/L | 10.4~10.8㎞/L | 18.4~19.4㎞/L |
価格 |
335万4480 円~461万1600円 |
494万7480円(463万2000円)~ 750万8160円 |
436万2000円~735万8040円 |
早速ですが、結論としては
2.5Lがコスパ重視、3.5Lがパフォーマンス重視、2.5Lハイブリッドは高級感重視で選ぶのが良いのではないでしょうか。
2.5Lガソリン
2.5Lエンジンは、ごく普通のミニバンという印象です。パワーウエイトレシオは、2.5Xグレードで10.54㎏/psですから一般的なミニバン並みの性能だといえます。過不足なく大きな車体を走らせることができます。フル乗車で坂道走行となれば、厳しいですが、そういったシチュエーションがあまりないという方は2.5Lで十分だと思います。
3.5Lガソリン
3.5Lは歴代で初めての300PSオーバーで、パワーウエイトレシオは約7㎏/psを誇り、(パワーウエイトレシオについては、パワーウエイトレシオとは?を参照)スポーツセダンの2.5L級に匹敵する性能だといえます。スポーツセダンからの乗り換えの方や最高級ミニバンにふさわしいゆとりのある走りを楽しみたい方は3.5L一択です。
2.5Lハイブリッド
ハイブリッドは高級感のあるは走り・乗り心地が魅力です。モーターによる静粛性の高さと、モーターの重さによる重量感のある乗り心地が堪能できます。反面、加速力など性能の割に価格が高いことがネックです。恒常的にパワーを必要とするシーンでは、加速性能は2.5Lとさほど変わらず、燃費もよくないことがあります。なぜなら、モーターの得意とする領域が低速~中速域であるからです。ちなみにシステム最高出力は197PSなので、パワーウエイトレシオは、10.71㎏/psとなり、ガソリンモデルとほぼ変わらないことがわかります(ハイブリッドモデルのシステムシステム再後出力については後日)。
あくまで、パワーウエイトレシオは目安です。発進加速の出だしの良さ、低速~中速域の加速の滑らかさ、静粛性はハイブリッドモデルに軍配が上がります。加えて、ハイブリッドは4WDなので、条件の悪い路面での安心感は高いです。4WDなのに燃費もよく、圧倒的な静粛性と高級感のある走り、といった点に魅力を感じるのであればハイブリッド車は魅力に思えます。逆に高速域までの回転の良さ、軽快感を求めるなら2.5Lガソリンモデルでしょう。
2.5Lと3.5Lとの価格差は58万5360円
2.5LのS Cパッケージと3.5L SCはエンジン以外の装備はほぼ同じである。よってこの2 グレードの価格差が2.5Lエンジンと3.5Lエンジンの価格差であるといえる。この2グレードの価格差は58万5360円。
2.5Lエンジンとハイブリッドの価格差
実質55万円ほど。燃料代だけで元を取ることは不可能である。
これらを総合すると、おすすめは2.5Lエンジンといえます。リセールバリューの点からしても2.5Lモデルがおススメです(リセールバリューとは?)。大排気量エンジンより小排気量エンジンを載せるグレードの方が値下がり率の低い傾向にあります。(詳しくは 車を高く売るためにを参照)
また3代目アルファード/ヴェルファイアでは、安全性能装備については、排気量による差は少なく、乗り心地や静粛性にかかわるベースは、一番安いグレードと一番高いグレードでもつくりは同じなので、安いグレードの方がお得とも言えますね。
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