毎度のように、カレコを利用してハリアーに試乗しました。
カレコは、タイムズのカーシェアリングに比べて、比較的上級車のラインナップもあり、いろいろな車に乗りたい方にはおススメです。
車を予約するときは、ハリアーの赤、とガソリン車で2.0L
トヨタハリアー ガソリン車とハイブリッド 違いとおススメ紹介
レギュラーガソリン仕様としか書かれていたので、2.0LのNAエンジン仕様であることは分かりました。ボディカラーが「赤」と書いていたので後期型だと思い乗ってみました。
なかなか珍しい色ですが、実物を見るとかなりセンスの良い色だと感じました。明るすぎず、シックな感じでフォーマルな場にも合うのではないかと思います。
今回ハリアーに乗っていると、何台も同じハリアーに出会い、さすが人気車種だなと思うと同時に、あまりに多すぎて、いやだなあと感じました。人気のクルマに乗ったとしても、ありきたりなカラーは嫌だという人には、こうした個性的なボディーカラーは魅力だと思います。
ただ下取りでは黒、白が人気となっているので下取りを重視される方は注意が必要です。クルマを高く売るために ~走行距離・年式の目安、下取りを高くするグレード・オプション選びを紹介~
目次
内装
インパネ周り
インパネはカタログで見る通り、高級感のあるものでした。このグレードはおそらく、現行ハリアーのグレードの中で一番下のグレードと思われます。しかしながら、運転席、助手席のシートは電動で、シート地も合皮でサポート性にも優れ、高級感もバッチリでお金持ちになったような気にさせてくれます。こうしたところの演出はトヨタは上手だと思います。
ただし、ハンドルの付け根とシートの距離が近く乗り降りの際に窮屈な印象を受けました。
ハンドルの位置を調整すれば、ましにはなるものの、元からそういう設計なのだと思います。いつも使うポジションではやや窮屈に感じる方は多いのではないでしょうか。上級グレードのオートコントロールがあればよいのかもしれません(僕は足短い方ですが、狭く感じたので多くの方が狭く感じるのではないかと思います)。
視界はどうか?
続いてミラー周りの死角ですが、ドアミラーとAピラーで重なってしまい、死角は多いように思います。
左側はもっとその傾向が強くなり、左前方がほとんど見えません。
参考ですが、マツダCX-5では、
ドアミラーを後方に位置することで、ドアミラーとAピラーの間に空間が設けられ、人がいればかろうじて見えるように設計されているそうです。
実際乗ってみると
運転してみると、意外とすんなり乗れるように感じました。というのも17インチを履くガソリン車だと、最小回転半径が5.2mとこのクラスではかなり小回りが利くことから狭い道でも取り回しに苦労することはなさそうです。
そして先のドアミラー付近の死角もあるのですが、CX-5と比べて右左折時の巻き込み確認がしやすいようにに感じました。
おそらく、CX-5では、ドアミラーが後方に寄せられているため、ミラーまでの視線移動が大きくなるからだと思われます。ハリアーでは、前方に位置している上、ミラーサイズ自体も大きいことからそう感じたのだと思います。
ミラー周辺の死角とミラー自体の視認性(視線移動の少なさ)はトレードオフなのだと感じました。
しかし死角自体は大きめとなっているので、特に右前方の死角には注意が必要です。
後席の広さ
後席は十分な広さです。
乗り降り性も良くCH-Rのように乗り降りするのが大変ということはありませんでした。しかし、後席からの見晴らしは良い一方、シートへの体のおさまりが良くないように思いました。腰及び太もも裏のフィッティングが良くありません。
カップホルダーは、コンビニでよくある紙コップの収納には適さないと思います。
後方視界はまあ、SUVなのでこんなもんでしょう。バックモニターは必須でしょう。カメラがなかったら、怖くて後退できません。
またムールミラーからも、後続車の指示灯(ウィンカー)は見えにくく、車間距離を詰められた状態では、後続車の指示灯(ウィンカー)は全く見えません。ルームミラーの電子化については、こういった点からも有用なのかもしれません。
左後方の視界についてもSUVなのでこんなもんだと思います。
ただ、先述した通りドアミラーが大きく、、また位置が良いので後方確認はしやすかったです。
荷室については、ボディサイズの割には小さく感じました。
ガソリン車だとこの下に
割と大きな床下収納があります。ハイブリッド車だと、ここにバッテリーが設置されるので、ここまでの収納はありません。
ドライブフィール
2.0L NAガソリン車なので、スペック的には普通ですが、静粛性はかなり高いです。ノア/ヴォクシーと同じエンジンを積んでいますが、静粛性は全く違います。エンジン始動直後はそれなりに耳に入ってくるのですが、走り出し、低速で流していると周辺の騒音は入ってこず、高級車だなと感じさせられます。
ただECOモードだと(最初エコモードだと気付かなかったのですが)シフトレバーがローに入っているのかと思う程、出だしが悪くすぐに解除してしまいました。出だしが悪く、アクセルを踏みすぎてしまうと、かえって燃費は悪くなるし、急に加速してしまうので危険です(少なくとも僕はそう感じました)。ノーマルモードで良いと思います。
スピードが乗ると、巡行する分には良いのですが、アクセルを踏み込むとそれなりに騒音は高まる印象でした。
乗り心地は、17インチを履いていることもあって、ソフトです。が荒れた路面だとそれなりにショックを感じます。特にリアからの突き上げはそれなりにありました。
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